26日目 インド・バラナシ→ブッダガヤ
いよいよバラナシを離れる時がきた。
初めて来た日はめちゃめちゃ疲れたバラナシだけど,
数日いるうちにとても居心地のいい場所になっていた。
移動日はいつも後ろ髪を引かれてしまう。
でも,限りがあるからこそ,旅は充実する…と私は思う。
ゲストハウスが多いガンガー沿いの地域から駅までは少し離れているので,
10時過ぎの電車に備えて,日本人の私は8時過ぎにチェックアウトをすることに。
しかし,ここはインド…これが間違いだった…(苦笑)
同い年で,誕生日も一日違い。
頼りになるし,めちゃめちゃ話しやすいし,いろんな意味で尊敬できるユカ姉さん。
今日は高橋歩師匠が主催するマザースクールにボランティアに行くそうで,
宿を出る時間がちょうど私と重なった。
朝早くにお別れのツーショット。
出て行くほうも後ろ髪を引かれるがが,
送り出すほうも,置いていかれる気がして切ないと姉さんはいう。
なんとなくわかる気がする。
姉さんと大通りまで出て,そこからはまた久しぶりの一人旅。
強烈なインドの客引きにも慣れてきて,少しだけ強くなった今日この頃。
駅まで120ルピーとかふっかけてくるオートリクシャのおっちゃんたちと
ケンカごしで交渉している自分が内心おかしくてしょうがない(笑)
日本ではヘラヘラにやにやばかりしているしぶちかだけど,
この国では時に(あえて)しかめっ面で対応することしばし。
結局80ルピーで手を打って,駅に向かった。
しかし,インドでは人が乗っているリクシャに勝手に別の人が乗ることも多い。
今日も知らない兄ちゃんが乗ってきて,途中で降りようとしている。
ところが,今度はリクシャの運ちゃんがおつりを持ってないとかで揉めだした…
あー面倒くさいよ~インドはホントに…(苦笑)
仕方なく,おつりがあるか私が自分の小銭入れを覗く。
勝手にその小銭入れからおつりを渡す運転手…あーまったく…。
でも,ケンカごしだった運転手が一瞬見せた笑顔に私も笑顔を返さずにはいられない。
結局,貸したおつりの分を安く乗せてもらって75ルピーで駅に到着。
一人でちゃんと交渉してバラナシ駅まで来れたぞー♪
出発まで時間があったので,ツーリスト向けのチケット売り場で時間をつぶす。
ここはインドにおいて,ゲストハウスの自分の部屋の次に安全な場所かと思う。
本来はチケット売り場なのだけれど,同じように電車を待つ外国人でいっぱいだ。
荷物を置いて,駅の構内で水とチャイを買うと,
おつりのほかにアメっこを渡されたので,思わず『ありがとう』って言ったけど,
このアメっこ1ルピー分のおつりだった(笑)
5ルピーのおつりのはずが,4ルピーとあめ1つ♪
インドっぽいから許しちゃう。
チケット売り場に戻ると,なんと昨日宿で会った猿岩石風の2人が登場!!
しかも行き先も私と同じガヤっていうじゃない!奇跡的!!
よかったー!日本人一人じゃない!!
弱虫かもしれないけど,英語が得意じゃない私はやっぱり日本人がいると安心する。
しかもインドの電車に乗る直前だからその思いもひとしお。
ところが,肝心の電車がなかなか来ない…。
さすがはインド時間。
10時10分発のはずの電車が,私が到着した時に既に11時半発に変更されており,
時が経つごとに電光掲示板の示す時間が,12時半,13時と表示を変える。。。
13時を過ぎてからは時刻の更新すらなく,ひたすらホームで待つはめに…
本当に電車が来るか不安すぎたけど,一人じゃなくてよかった。
結局電車が来たのは14時くらいかな。
うすうす気づいてはいたけど,
始発駅以外なら時刻通りに駅に来ても時間を無駄にするだけかも。
ホント14時まであったら,今日もガンガー見てメグカフェ行けたじゃん!!(苦笑)
猿岩石組とは車両が違ったので,気を引き締めて乗車!
ツーリストと近い席ならいいなーって思ってたけど,思いっきりインド席(苦笑)
しかもウトウトしてたら,『上で寝なよ!』っていうから,
邪魔者にされてる気がして寂しかった~(T_T)
今思えば親切で言ってくれてたんだけど,荷物も下に置いてたし不安だったよ…
でも結局はみんなイイ人たちで,
『もうすぐガヤだから降りてきな!』って教えてくれたし,
降りたらみんなでいろいろお話してくれたし,よかった~(><)
キレイなサリーを着た女の人は優しくて。
↓明らかに竹本さんみたいな人もいて。(冗談の言い方もなんか似てたし,苦笑)
ターバン巻いた紳士的なおじさんにはめっちゃ心配された♪
インドは油断ならない国だけど,いい人もたくさんいるよ。
しかし,降り立ったホームはもはや暗黒の闇。
怖すぎる~~~!!
ホームでは猿岩石組とまた再会できたけど,
彼らはNPO団体の主催するボランティアに参加するみたいで別ルート。
無計画な私は宿も決めてなかったから(苦笑)マジ焦ったけど,
他力本願が身についてるので,頭を働かせて白人のお姉ちゃんに声を掛ける。
すると私の狙い通り?,ブッタ・ガヤに行くって言うし,宿も目星つけてるって!!
てなわけで,ニューヨーク出身でネパールに留学中の彼女とリクシャを相乗りして,
ガヤ駅からブッタ・ガヤへ。
爆音で音楽を流しながら走るリクシャにゃ初めて乗ってびっくりしたけど,
ガヤを出るとさらに真っ暗になる道で旅情に浸るBGMにはありかもしれない。
とにもかくにも宿に到着。
余りに今日は疲れたので,このまま寝ることに…。
どうなる?ブッタ・ガヤ一人旅!?