23日目 インド・バラナシ
朝7時。だまされた宿から逃げるようにチェックアウト(笑)
重いバックパックを背負ってインド人に絡まれながらガンガー沿いを歩く。
今日はとても霧が深い。
宿にたどり着いて荷物を置くと,さっそく日本人に遭遇。
身長190cmくらいありそうな大きな男の子。
朝も早い時間だったが,ガンガーを見に行くといってお出かけ。
その後同じく日本人のショートカットの姉ちゃんにも会うことができ,
コルカタからバラナシに来て3日目とのことで,
コルカタ情報を丁寧にたくさん教えてくれた!!
宿を変えただけで,前途洋々!気分も上々である♪
屋上のレストランで,私は懲りずにカレーを,
アキラ君はサンドイッチとチャーハンを(日本食や中華もある!)
たらふく頂いて,ラッシーやチャイも飲んで超満腹!
昨日とは違い,落ち着いた気持ちでガンガーへ散歩に出た。
チャイ屋の横のベンチでチャイを飲みながら,
ただぼーっと川を眺める。人々の様子を観察する。
ただそれだけで,穏やかな時間が過ぎてゆく。
バラナシに住むインド人にとってガンガーは
沐浴する場所であり,洗濯する場所であり,遊び場であり,生活の一部である。
そのガンガーの川沿いには火葬場もある。
日本では市街地から少し離れた場所に設けられ,
非日常として受け入れられがちな火葬場。
めったに行くところではない場所。
それがバラナシでは日常の中にあり,
子どもも大人もお年寄りも皆当たり前のように火葬場を通り過ぎ,
時に火葬場を見つめ,その隣で洗濯物を干したりする。
遺体を焼く間も,日本のようにあからさまに涙を流したりせず,
ただひたすらに立ち上る煙を見つめるもの,
燃やすことに専念するもの,
いつものようにガンガーを見つめているもの,それぞれである。
その様をしばし見つめ,静かな時を過ごす。
遺体を焼く煙の匂いは,悲しみの匂いではなく神聖な匂いがした。
午後は久しぶりに一人で行動。
午前中に声を掛けられたインド人にまたもや捕まり,
彼の店へ…
断固買わん!スタンスで店でまったりタイム。
ホントかうそか,彼のお兄さんは映画『深夜特急』で大沢たかおと共演しているらしい。
一応写真はみせてもらった。
お土産を売りたい気持ちは少なからずあるにせよ,
強引ではないし,話もおもしろいのでくつろぐことができた☆
万事,何も買わずに脱出。
再度ガンガーに戻り,
川沿いでポストカードを売る少年からカードを購入♪
牛の糞を踏んだので(結構よくある)
いったん帰って洗ってから,再度川べりへ。
暇つぶしにポストカードに筆を走らせる。
静かにカードを書きたかったのに,
いつの間にかインド人に絡まれてなぜか凧あげ(笑)
日本でもやったことないので大苦戦(苦笑)
バラナシでは大人も子どもも至る所で凧あげしてるから,
流行りかと思ってたけど,どうやら1月に大会があるらしい。
人は何でできていると思う?
深い話をふっかけてきた兄ちゃんとも一枚。
カレーと,空と,太陽と,水と,空気からできているそう。
他にも,神様とか両親についてとか,流暢な日本語で説法していった。
御歳25歳。
殊に,学のあるインド人の若者は考えが深い。
夜は宿の屋上でパーティー!!!
何でパーティー!?
と思ったら,この『ガンガー・フジ・ホーム』は
今日,2011年12月12日が17周年のオープン記念日とのこと!
超ナイスなタイミングでしょ♪
9年間,日本で働いた経験のあるオーナーのラージさんが
砂肝やレバー,肉じゃがや鳥のから揚げを振舞ってくれて,
しぶちかと誕生日一日違いの同い年のユカ姉さんと,
ユカさんとチェンマイで知り合ってコルカタで再会したらしいコウスケ君,
我が旅の友アキラ氏,
総勢5人で飲みました♪
5人の写真はアキラ君の一眼で撮ったので,後日アップ予定!
アキラ君も身長180cmなんで初めて会ったとき大きく思ったけど,
なんとラージさんは182cm!
コウスケ君に至っては186cm!!(もしかしたら187か188くらいあるかもっす,笑)
ってなわけで,日印ビッグマンのツーショット♪
身長はコウスケ君の勝ちだけど,存在感の大きさでラージさんのがデカくみえる(笑)
久しぶりに大勢で飲んだくれた夜♪屋上の風が気持ちいい~
そして寒い!!
冬のインドの夜を甘くみることなかれ~