82日目 ボリビア・ラパス
昨日の夜は咳が酷くてなかなか眠ることができなかった。
熱もあまり下がっておらず,頭痛もまだある。
咳が出るときに水分も一緒に口の中に出てくるのは,肺に水が溜まっているからで,
ケイ君曰く,千田さんが高山病にかかったときと同じような症状のようだ。
ターミーさんが保険の使える病院も調べてくれていたようでありがたい。
しかし病院は2時から診療の様子。
ターミーお父さんは朝一病状を見にきてくれて,頼んだら高山病の薬まで買ってきてくれた。
こんなとき,一人じゃないのは非常にありがたい(><)
買ってきてもらった薬を飲んで昼寝。
少しだけ良くなった気がしたが,やはり2時から病院へ行くことに。
フラフラの私を心配してターミーさんとケイ君がタクシーで一緒に病院まで着いてきてくれた!
↑辛そうなしぶちかと元気なケイ君!
しぶちか側は演技じゃないよ(苦笑)
他国の病院って初めて(しかもボリビア)だから弱りつつも緊張していたけど,
紳士でダンディーなお医者さんがお出迎え(笑)
即座に診察してもらい…
血圧が高いといわれたのは覚えてるけど,とりあえず別室へ移動!
そして…まさかの高酸素吸入!!!
しかもダイビングで使うボンベみたいなやつの特大版を持ってこられて…内心失笑!!!
まさかの山でエア切れ!!!(苦笑)ワカさ~ん!!(笑)
でも酸素うめェ!!!!!(笑)
出てるか出ていないかわからないほどの酸素のはずなのにどんどん調子が良くなる。
定期的に看護師さんが血圧を測ってくれにきたり,薬を持ってきてくれたり,
部屋にトイレがついていたり(笑)居心地もなかなかよかった☆
酸素ボンベをはずされる直前には,通常状態まで回復。
しかし,ボンベをはずされて少しするとまたちょっと頭痛がしてきた感じ。。。
それでもここに来る前までとは雲泥の差!!
結局ターミーさんたちが帰ってから6時間以上の半日入院の末,無事退院!!
帰りもダンディードクターがタクシーを呼んでくれて至れり尽くせり…♪
ちなみにこの病院,ボリビア価格だからか料金も安いのだ!
万が一ラパスで急な高山病にかかったら無理せずこの病院へ行きましょう☆
▼ラパス病院情報▼
病院名
:CLINICA RENGEL
所在地:Calle Victor Sanjinez No.2762, Cerrca Plaza Espana, La Paz
電話: (591-2)-241-4444
【高山病治療金額目安/Case by shibuchika】…万が一のときの参考にしていただければ!!
診察・処置料…300ボリビアーノ(約3600円…2011年02月10日現在)
(医師診察・血圧測定6回くらい・高酸素吸入・薬剤投与・処方箋作成など)
医師診断書作成料…100ボリビアーノ(約1200円)
院外処方薬…35ボリビアーノ
△高山病についてのマメ知識△
1500m以下の場所から2500m以上の高地に48時間以内の短時間で到達した場合や
1日に高度差500m以上上昇したときに発症するそう。
個人差があるようだが,上昇速度が速かったり,睡眠時の高度が高いほど発症率が高くなるという。
症状は,頭痛・倦怠感・耳鳴り・吐き気・腹部膨満感など。
就寝後頻繁に目が覚めたり,不眠化すると…
肺に水が溜まる『高地肺水腫』や脳がむくむ『脳浮腫』になることもある。
<予防>
高地到着後過度な運動は避けよう…
高地到着着後は症状が出にくいが,到着日に元気に動いた人ほど発症しやすい。
高地到着日とその翌日はアルコール摂取や喫煙をひかえよう。
水分を十分取ろう。
炭水化物を多く摂取しよう…ただしチョコは×,飴は○。
食べ過ぎに注意。
首を激しく振る運動は避けよう。
以上,旅人の皆さん,身体には十分気をつけて旅を楽しみましょう♪
Have a nice trip!!
最後に…
またもや皆さんにご心配をおかけするようなブログ内容でしたが,こちら4日ほど前の内容です!
今日は世界一おいしいラパスの日本食屋:けんちゃんのカツ丼を完食するまでに復帰(笑)
このブログのトップ画像である夢のウユニ塩湖へ向けていよいよ明日出発です!!!
高山病の影響でターミーさんを巻き添えに4日ほど出発が遅れました…
ターミーさんとウユニで会いたかった方ごめんなさい(><)
そして,ターミーさん,ケイ君,心配してくれたALEMのみんな…
その他大勢の仲間たちに心から感謝です(^^)
健康があって初めて楽しめる旅…皆さんもこの機会に実感してみてください☆